新型出生前診断で決断できることも

受診者の年代別割合

受診者の年代別割合

受診者の年代別割合 新型出生前診断は、2010年以降利用されるようになりました。
それまで出生前診断は存在したものの、精度がそこまで高くなかったため現在の新型出生前診断に改められたわけです。
これにより、かなり高い確率で結果を出すことができるようになっています。
新型出生前診断を利用する人の割合は、年代によって変わってくる傾向があります。
基本的に、高齢出産になればなるほど13番や18番の染色体異常が見られる場合やダウン症などの異常が発見される可能性が高くなっています。
そのため、20代はほとんどこの検査を受けません。
検査が無料ならば申し込むかもしれませんが、1回あたり10万円程度のお金がかかるため多くの場合検査を受ける人は30代以上になります。
ただ30代でも高齢出産と言われている35歳以上の出産でなければなかなか受ける人はいないでしょう。
35歳以上で出産する場合も全体の1割程度しか受けていません。
ですが40代以上になると、全体の2割以上の人がこの診断を受けている傾向があります。

新型出生前診断の年代による結果の確率について

新型出生前診断の年代による結果の確率について 妊婦さんの血液検査だけでダウン症などの染色体異常がわかる「新型出生前診断」は、他の方法と比べると精度も高く羊水検査などとくらべて赤ちゃんの流産な度のリスクがないので多くの妊婦さんが受けています。
これまでの方法と違い妊娠10週目以降の初期の段階で、染色体異常の有無を高い確率で診断可能で早期で容易く確実なのが特徴です。
新型出生前診断の確率は高いと言われてますが、陰性的中立はほぼ100%ですが、陽性的中立だと年代によって異なっていて35歳以上だと80%~95%と言われてます。
異常がないと診断されたら間違いないですが、あると診断されたときは実際に異常がない可能性もあり、異常ありと出たときには確定診断として羊水検査または絨毛検査が必要となります。
しかし、この二つの検査は若干ですが流産のリスクもあります。
この検査が受けられる施設は認定を受けたところのみで、希望する場合は検査前後に遺伝カウンセリングを受ける必要があります。
これは検査の意味を理解してから受けて、結果もよく理解してからその後の方針を決めていくことを徹底するためです。